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【#ff】街ゆくあの子の、ソフトピンクな金曜 #012

”花金”などと言う言葉が死に絶えて久しい昨今ですが、休み前の金曜の夜はいつの時代も楽しさにあふれており、最近の人たちは”#funday friday”とタグ付けしてSNSでリア充アピールするのが流行りなんだとか……。会社が第2の我が家な猛者が跋扈する編集部にもたまには”#fucking friday”じゃない金曜がありますが、まぁ野郎のハッピーなエピソードで賄えるのは特殊な人の需要のみ。そんなワケでこのコーナーでは、一般女性に匿名で登場して頂いて金曜にFuck Feverしてしまったエピソード大公開して貰います。フツーじゃなかなか聞けない話も、女性インタビュアーを立てれば、緊張も警戒心も解けだして、色々なモノが思わずポロリって寸法です。正直言ってうら若き女性の性事情を知りたいと言うゲス極まりない目的もナイわけではありませんが、どんな男性が女子に人気があるのか調査するという崇高な目的もそれなりにあるのでぜひぜひお読みください!

年齢:25歳 職業:キャバクラ
出没エリア:六本木、渋谷、新宿、銀座
プロフィール:清潔感と色気のある人がめちゃくちゃタイプ。。芸能人で例えるなら斎藤工。そして気を使える大人がいいな。

 

―――きました!キャバ嬢さまです。アガります。

どうも。キャバ嬢です。

―――早速ですが、男をあしらうのなんか朝飯前的な仕事にもかかわらず、思いがけず色々許しちゃった体験ってある? しかもタイプでもないしイケメンでもない、みたいな。

えー、日本人とかのほうがいいですか? 最近外人としか遊んでないからなー。

―――ええ、愛と欲望は国境を超えますからね。でもここはあえて日本人とのエピソードを聞いてみたいなー。

じゃあ、最後にヤった日本人の話にしますね。出会い自体は結構前で、六本木のバーでした。女友達とクラブにいたんですけど、飽きて2時とか3時にバーに移動したんですよ。そこで働いてたバーテンダーなんですけど、カウンターで飲んでたらちょっと話が弾んだんですね。ロックバンドのボーカルやってる人で、私の2コ上でした。顔はT.M.Revolutionにちょっとだけ似てる感じなんですけど、私全然タイプじゃないし、身長も163cmくらい。でもいい人で、そこでフツーに朝まで飲んでたんです。そしたら私たちにメアドを書いたコースターを渡してきたんですよね。

―――西川(仮)コースターに連絡先!(笑)まあわかるけど。

会話の中でライブに来てほしいとか言ってたし、客欲しいんだろうなと思ったんで受け取って、私はただ単純に新しい友達みたいな感覚で、後日その西川(仮)に連絡したんですよ。「ごちそうさま。ありがとう」みたいな。暇だったらライブ行ってみてもいいかなと思ったし。

―――うんうん、それで?

で、連絡先は交換したんですけど、私そのあと1年間アメリカのロサンゼルスに語学留学しちゃったんですよね(笑)。だから連絡はとってたけど何も起こらず。でも、帰国後改めてライブに誘われたんで、一緒にコースターもらった友達と行ってみたんですよ。

―――ライブはどうだったの? バンドはどんな感じ?

いや、なんか、文化祭って感じ。夕方からで、池袋の超小さいライブハウスだったんですけど、バンドもけっこう冴えなくて、本人曰くメッセージ性の強い歌詞がウリらしいんですけどとりあえず歌詞がキモいし、英語は翻訳サイトで出てきた変な文(笑)。ボーカルの西川(仮)と、ギター2人とベースとドラムで5人組だったんですけど、誰もかっこよくないの。でもちょっとだけファンの女子とかもいたりしてて、マジ謎。友達と結構ドン引きしてライブハウス出ました(笑)。

―――感動ゼロ(笑)。それなのにそこから西川(仮)とどう発展していくの?

友達はそのまま帰ったんですけど、西川(仮)は私に連絡してきてて、来てくれて嬉しいからこの後飲もうって。ライブに行った時点で私の友達には、「こいつ絶対ゆりあに気があるよ」って言われてたんで、ああきたか、と思って。別に悪い人ではないし久しぶりだからまあ飲みくらい、って感じでOKしたんです。で、上野に住んでるからそっちに行こうって言われて、上野のバーで9時頃から飲み始めました。バンドの話とか留学の話とかお互いの仕事の話とか、結構話し込んだんですよね。

―――バーテンだからお酒は強いの?

多分。あ、そうそう、そのバーはもう辞めてて、夜は運送業、昼間はイケメン喫茶でバイトしてたんですよ(笑)。

―――イケメン喫茶って何? じゃあやっぱりイケメンなの?

いや、T.M.Revolutionには多少似てるけど、西川(仮)はイケメンじゃないと思う(笑)。のちのちその店行ったんですけど、イケメンいなかったし(笑)。でも、私に気があるっぽいのは気づいてたし、背が小さいのも座ってれば気にならないし(笑)純粋にいいヤツだったんで、「家来て飲む?」って言われても嫌な感じしなかったんですね。別にヤったところでセフレが増えるだけだし、向こうがその気ならまあいっか、とりあえず泊まってこう、みたいな(笑)。

―――フリーターで冴えないバンドのボーカルでも、1年以上連絡取り合ってるいいヤツだったらまあいっかってなるんだ(笑)。どんな家だったの?

もうちょーーーー狭い部屋でした。6畳一間に物がいっぱい置いてあった。で、また飲み始めたんですけど、私顔がすぐ赤くなるんで、「大丈夫? 横になれば? 」って言われてベッドにコロってなったら彼もライブで疲れたみたいで横に寝てきました。それでこのまま寝るのかなと思ったら「一緒に寝てると落ち着く」みたいなこと言って手を回してきたんで、「あ、やるんだ。まあいいわ」って感じでそのままセックスしました。次の日昼頃に帰ったんですけど、帰りの電車に乗ってる時に早くも、「ライブで疲れてたけど元気もらった。今度はどこか出かけよう」って連絡が来たんですよ。私は向こうがヤりたいだけだと思ってたんで、あ。これ続くんだ、ってちょっとびっくりしたんです。

―――西川(仮)はもう恋してたんだね。

それからたまに会うようになって、セフレ的な気持ちでいたんですけど、告白されて、その時彼氏いなかったしOKしたんですよ。

―――付き合ったんだ!!あっさり!ゆりあちゃんは結局どのタイミングで彼を好きになったの?

いや、実際そんなに好きでもなかった(笑)。でも、一回くらい、バンドのボーカルの彼女やってみたいなとか思って(笑)。ファンに嫉妬されてみたり(笑)。

―――(爆笑)

で、10ヶ月くらい付き合いました。いや、ホントにいい人で、電車で必ずお年寄りに席譲るし、私の仕事も夜だから無理しないでねとか気遣ってくれるし。

―――いいじゃん!なんで別れちゃったの?

私と結婚したいらしいっていう話を人づてに聞いて(笑)。

―――(爆笑)

いや、お金にだらしなくて、デートで私にごちそうするどころか、私が食事をおごってあげなきゃいけない時も結構あって、そのくせ節約もできないみたいな。

―――だってイケメンのいないイケメン喫茶で働いてるバンドマンだもんね。お金貯まんないよね。

だから、「ゆりあとの結婚式の音楽も、自分で作った曲を流したいって言ってたらしいよ」って聞いて、去年の秋に突然私から別れました(笑)。

―――それ以来日本人とは……

一切遊んでません!(笑)

今回はダメな例って感じです。こんなナマ足魅惑のマーメイドはオシャレに敏感な読者の皆さんの中にはこんな人いないですよね!!!!!


illust:Yuya Hashizume

総評:でもヤッて付き合えたんだからバンドマンってやっぱすげー (warpweb編)

ってことですよ。お金に目を瞑ればバンドマン>サラリーマンってなるんですから肩書の力ってマジぱねーっす。合コンとかで「会社やってて~~一応社長」とか言ってるようなチャらいクソが、さらりと持ち帰ってるの見たことあるし。編集者って肩書も若いうちは悪くなかったんですけどね、このご時世じゃ受けが悪いっすわ。コレ、知り合いの話ですけど同業者と同棲してていざプロポーズしたらサラッと断られたって話で……あれ、涙が……。それはそうと、キャバ嬢ってだけで何かテンション上がっちゃいますね! 次は風俗嬢とかが良いと思います。泡姫よりはデリ嬢の方が個人的には助かります。

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