”花金”などと言う言葉が死に絶えて久しい昨今ですが、休み前の金曜の夜はいつの時代も楽しさにあふれており、最近の人たちは”#funday friday”とタグ付けしてSNSでリア充アピールするのが流行りなんだとか……。会社が第2の我が家な猛者が跋扈する編集部にもたまには”#fucking friday”じゃない金曜がありますが、まぁ野郎のハッピーなエピソードで賄えるのは特殊な人の需要のみ。そんなワケでこのコーナーでは、一般女性に匿名で登場して頂いて金曜にFuck Feverしてしまったエピソード大公開して貰います。フツーじゃなかなか聞けない話も、女性インタビュアーを立てれば、緊張も警戒心も解けだして、色々なモノが思わずポロリって寸法です。正直言ってうら若き女性の性事情を知りたいと言うゲス極まりない目的もナイわけではありませんが、どんな男性が女子に人気があるのか調査するという崇高な目的もそれなりにあるのでぜひぜひお読みください!

でんがなまんがなちゃん(もちろん仮名)

年齢:29歳 職業:ペットショップ経営
出没エリア:池袋
プロフィール:豊島区在住。男性は身長が高いほうがいいなぁ……しかも、優しくて、私のことを好きでいてくれる人。理想に近い芸能人は田村正和。


 (先週に引き続き、でんがなまんがなちゃんのエピソードです)

―――次の話っていつくらいの話?

結構最近!友達が働いてる原宿の服屋でね、たまたま居合わせて紹介されたスタイリストアシスタントなんだけどね、元マッポなのよ。

―――警察?

そうそう。あれ?マッポって言わない?私だけ?まいっか。友達が紹介してくれた時の流れで、「この子の元警察なんだよー」って教えてくれて、それで私もペットショップやってるんだって言ったら、動物飼いたいとか言ってすごい食いついてきたの。でもスタイリストのアシスタントって仕事マジきついって聞くし、ペット飼ってる場合じゃないじゃん?フツー。「なのにコイツの余裕のペット欲しい宣言は何だ?元マッポってそんなにタフなのか?ていうかそもそもなぜ公務員を辞めてまでスタイリストのアシスタントやってるの?」って彼自体に興味が湧いて、「すっごい面白い人生送ってそうだね。めちゃめちゃ聞きたいわ」って言ったの。で、「いつでも話しますよ」って感じだったんだけど、彼は仕事中だったからあんまり長居できなそうだったのね。そしたら帰り際に、「せっかくの縁なんで連絡先教えてください。飲みましょう」ってストレートに言われたから、なんか教えちゃったの。

―――まあ、一応共通の知り合いがいるし、教えちゃうかもね。かっこよかったの?

いや、かっこいいとかじゃないんだけど、なんか変わってた。生理的に無理なわけじゃないんだけど、昔のキムタク意識したみたいな服装で、スキンヘッドみたいな。眉毛なかったし。

―――パンチ効いてるね。それで連絡きたの?

うん。でもやっぱりアシスタントだし忙しいじゃん? 好きな犬種とか、可愛い猫の写真とか送られてきたけど、そんなに頻繁に連絡は取ってなかったの。実際また会うのに1ヶ月ちょっとかかったかな。たまたまタイミング良く私が仕事終わる前に連絡きて、「〇〇さん(友達)のお店に行ったらでんがなまんがなちゃんのこと思い出したんで、元気かなと思って。突然だけど今日空いてたら三茶で飲みませんか?」って。

―――行ったんだ!なんで?

マッポていうのが気になって。

―――そこ(笑)?

10時くらいから安い居酒屋で飲み始めたんだけど、酒を飲んだ男の性質なのか、コイツもすごい熱く夢を語り出したのよ。で、元マッポだからなのか、話にすごい説得力があるっていうか、もはや私も酔っ払っててよく覚えてないんだけど、なんかちょっと応援してあげたくなっちゃったのよ。

―――覚えてないんだ(涙)。家族の反対を押し切って警察官を辞めてスタイリストアシスタントになったから絶対成功したい的な??

あぁーー、そうそう!そうかも!彼今27歳で、スタイリストアシスタントできるかどうかギリギリ微妙みたいな年に上京してきてたみたいで、でもこういう風にやっていけばいずれ独立を…みたいに話してたかな…。スタイリストとして成功したいみたいなことをすっごい語ってた。

―――応援してあげたくなるかもね、熱弁されたら。しかも元警察っていう設定が、確かになんか頼もしい感じもしなくもない…。

でしょ(笑)。で、12時過ぎくらいになって、「うちのアトリエ行ってもうちょっと飲みましょうよ」って言われて。

―――うちのってどうせ師匠のでしょ。

そうそう。マンションの一室だから、よく寝泊まりに使わせてもらってるんだって。自分の家は杉並の方でルームシェアしてるからちょっと遠いらしく。で、あーこれ怪しいなって思ったんだけど、元マッポへの興味が先行しちゃって(笑)。

―――何かあるかもなっていう覚悟はしてたんだ。

うん。でもすっごいしっかりした口調で話してるから、なんか立派な子に感じて。手を出してこなかったらそれはそれでえらいし、手を出してきたとしても何か立派なものが拝めるんじゃないかと(笑)。

―――勝手な期待ね(笑)。

で、とりあえず行ってテレビつけたら、仕事の参考資料らしく「RENT」のDVDが入ってたから、何となくソファーに座って一緒に観ることにしたのね。で、私が先に座ったんだけど、向こうはすごい近い距離でドカって座ってきて、その瞬間に肩を抱かれてポジションロックされたわけ。で、前に組んでた私の手を、肩を抱いてる方と逆の手で触ってきて、指を絡ませてくる感じ。

―――おお、結構ぐいぐいだね。でも抵抗しなかったんでしょ?