CULTURE

バンドマン視点で贈る、観光ガイドブックには載らない街のカルチャーガイド 第7回

KONCOS古川太一のTrippin' 第7回・富山

バンドマンは、バンドワゴンに乗って全国各地でライヴを行う。ってことは、その土地土地でいろいろなヒトやモノに出会っている。その街に住んでいる人しか知らないようなことに触れているってこと。その街にはどんなバンドがいて、どんなカルチャーがあるのか。バンド、KONCOSの古川太一が、ライヴを通して出会った各地のカルチャーを紹介していきます。text:古川太一(KONCOS)

ゆっくりとした時間が流れ、洗練された街のデザインで魅力的な富山は、10年ほど前に、DJチームであり同名のパーティも企画する、LOVEBUZZに出演したのが交流のはじまりでした。そんな富山の音楽シーンでも外せないのが、LOVEBUZZチームとTOKEI RECORDS。TOKEI RECORDSの山内晃一さんは、北陸のアーティストにフォーカスを当てたインディーレーベルを運営しながら、自身もバンドもし、さらにはイベントも企画するなど、その土地にしっかりと足を着けた活動をしている。そんなTOKEI RECORDSのこれまでの集大成として、コンピレーションアルバム『LOOKS』が発売しているんだけど、北陸以外のアーティストとして唯一、僕らKONCOSも参加しています。他にも素敵なバンドやラッパーなど、北陸の素敵なアーティストが集まっていているので聴いて欲しいです。そして7月にはこのアルバムのリリースパーティとして、東京でフリーイベントを企画中なので、近くのみなさんもぜひこの機会に、富山の音楽に触れてみてください。

LIVE HOUSE/CLUB/MUSIC 北陸音楽シーンには欠かせない場所とレーベルにアーティストたち

TOKEI RECORDS
レーベルオーナーの山内さんは、interior palette toeshoesというバンドのメンバーもこなすなど、多彩な人。行くたびに、ゲストハウスも兼ねた秘密基地のような事務所に泊まらせてもらっていて、深く長い付き合いが続いています。

ゆーきゃん/MAIRO(ライヴハウス)

interior palette toeshoes/smoug

LOVEBUZZ
東京で暮らす僕を何度もライヴやDJとして呼んでくれているLOVEBUZZチーム。地元に根ざしたパーティを毎月欠かさずやっているんだけど、それはそれだけ地元の支持を得ていることだと思う。

FOOD 富山で絶対食べて欲しいラーメンとおにぎり

 

塩苅食堂
富山のラーメンは”富山ブラック”が有名なんだけど、「塩苅食堂」のは澄んだスープで、それがまた絶品。さらにとろろ昆布を巻いたおにぎりがあるんだけど、一緒に食べたら世界一の味かもってほど最高なんです。

 

中華そば 500円、おにぎり 130円

COFFEE 雰囲気も楽しみたいコーヒーとアイス

 

山川いもや
この甘味処はメニューがアイス一択しかなくてそれが素晴らしい。そのアイスは昔ながらの味で、みんなで食べるのがたまらないんですよね。

 

アイスクリーム モナカ(大) 200円

 

 

喫茶ゴールド
富山駅の近くにあるモダンな香りが残るボウリング場、「ゴールデンボール」の中にある喫茶店。日本に残る昭和の大衆文化を堪能できるスポットです。

 

コーヒー(ホット) 350円

古川太一 profile

東京・下北沢のライヴハウス「SHELTER」を中心に活動中の3ピースバンド、KONCOSのキーボード担当。バンドの他にも、DJとしての顔も持つ。KONCOSの情報は、koncos. net 、個人の近況は、@taichifurukawa(Instagram)まで。

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