この度、KOMIYAMA TOKYO G は KENSEI YABUNO の新作個展『Untitled Ⅱ』を開催。
 
昨年開催された『Untitled』に続く、2 回目となる本展では、9 点の立体作品に加え、36 点ほどの新作ドローイングを発表する予定。YABUNO の代表作ともいえる黒と白の立体作品は、架空の生き物のように増殖を続け、本展では“MOSS”のような色をまとい出現。YABUNO が「着色することで自分の境界線を拡張できることを知った」と語るように、彼の手法は本展でさらなる拡がりを見せる。
 
2000 年代から作家活動をスタートし、初期作品では布にミシンで絵を、そしてドローイング、ペインティング、スカルプチャーと、さまざまな素材を扱い、表現を続けてきた KENSEI YABUNO。本展で発表されるドローイング作品は、チャコールで描かれたモチーフと曖昧な色彩が調和し、独自の世界を構成。画面の中に物語が存在しているようでありながらも、決して読み解くことはできない。その不確実性、どこか反抗的なアティチュードが YABUNO の魅力と言えるのかもしれない。
 
「オルタナティブ、インディペンデント、音楽、映画、U.S.-TOY、ファッション、DIY を信じてきた自分の末路のような作品」と本人が話すように、YABUNO の作品はどこか 90 年代の退廃的なカルチャーを想い起こさせる。そして、丁寧に作られた立体作品と予測不能な平面作品は、対比するように見えながらも、親密な関係があると言えるのかもしれない。「寝ている時と寝ていない時のように、真逆のものが交差することが、今そして未来の僕にとって重要なことなのです」。
 
プリミティブに昇華される KENSEI YABUNO の作品群を見に行ってみては!?