FASHION

凄腕ヴィンテージバイヤーと1年間の半分を一緒に過ごす相棒バッグ。

旅慣れたベテランバイヤーは、いつもどんなバッグを使っているのか?聞けば1年間のうち、約180日を海外で過ごすという栗原さん。安全性に機能性に収納力と、いわば買い物のプロフェッショナルが認める理由を訊いた。

photo:Hideto Aida text:Nobuaki "Tommy" Tominaga

「旅先のトラブル転じて新たな出会い。ときには話のネタにもなるし」
買い付けを生業とするバイヤー業。中でも栗原さんの狙うヴィンテージ古着は、彼の主戦場であるアメリカでも枯渇化著しく、1度日本を離れれば短くて2週間、長くて数カ月の間、街から街へと獲物を求めて車を走らせるキャノンボールツアーが続くらしい。今回はそんな忙しい彼に、買い付け出発前の貴重な時間を割いてもらい、旅に連れていくお気に入りの相棒バッグを紹介してもらった。「今使っているのはABLE ARCHERの”SATCHEL”。以前はMISSION WORKSHOP × BEAMSのバックパックを使っていたんですが、去年アメリカで買い付け中に車上荒らしにあった際に盗まれちゃって(苦笑)。そのタイミングで買い替えたのがこれなんです」。

 

そう話して取り出したバッグは、見た目中学生のスクールバッグのようにも。「確かにキャンバス素材のシンプルなショルダータイプだし、そう見えなくもないですよね(笑)。実はモデル名も “学生カバン”という意味なんです。でも使いやすさと飛行機の機内持ち込みをクリアする絶妙なサイズ感。ラップトップPCを収納するためにクッションもしっかりしていたりと、実はとっても機能的。街のアウトドア屋で出会ったんですが、調べてみたらフォトグラファーやジャーナリスト向けにバッグを作っているブランドって知って。そういうバックボーンも面白いかなって」。

 

買い付けの際、動きやすく機能的なアウトドアやミリタリーのウエアを着ていることが多い彼にとって、無骨なミリタリーディテールを取り入れたデザインもしっくりくる理由のひとつ。思いのほか気に入っている様子なので、もしまた車上荒らしにあった場合、どうするのか? と最後に訊ねてみた(笑)。「う~ん、なら同じABLE ARCHERのバックパックを買いますね。結構気に入っているし、車上荒らしにあったというエピソードも含めて、話のネタにもなるのも美味しいし(笑)。あと何より人と被らないっていうのは大きいかもしれません。やっぱりそこは、僕らヴィンテージ好きの心をくすぐるというか」。

バッグは基本、車の中に入れっぱなし。なので、サブバッグとして移動時に持ち歩くのは「hobo × WILD THINGS」のサコッシュ。現金やパスポートなど貴重品を持ち歩くのには、両手が空く肩掛けが基本(ともに本人私物)

栗原道彦_ヴィンテージバイヤー
2011年よりフリーバイヤーとしての活動をスタートさせ、今や古着といえばこの人。ウェブショップ「VINTAGE CLOTHES &ANTIQUES “Mr.Clean”」のオーナーでもある。

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