世界のアートフェアで発信するアジア有数のギャラリー、パール・ラム・ギャラリーズによる日本初の展覧会。

 

香港・上海を拠点ととし、 国内外の実力派アーティストを擁するパール・ラム・ギャラリーズが、 日本で初めて行う展覧会に選んだのは、 日本でも人気のアーティストであり、 ハイパーポップの鬼才フィリップ・コルバート。 ポップ、 カラー、 ユーモアを装うことによって、 「Lobsteropolis(ロブスターポリス)」は超消費社会における自己表現の限界を私たちの目の前に軽妙に突きつけます。 会場となるM5 Gallery(東京・有楽町)では、 さまざまなロブスターたちが奔放に自由を享受する空間が展開します。
 
香港や上海を拠点とし、世界のアートフェアで活躍するギャラリー、Pearl Lam Galleries(パール・ラム・ギャラリー)が開催する、日本で初めての展覧会で紹介するアーティストは、Philip Colbert(フィリップ・コルバート)です。
 
コルバートは、彼の象徴的なモチーフであるロブスターの視点を通して、現代の大衆文化と美術史的規範の間の対話を確立させています。彼のハイパーポップな美学は、日常とデジタル上の象徴主義を絵画の構図学と現代美術理論によって絡み合わせています。
 
また、コルバートは、リチャード・ハミルトン、ロイ・リキテンスタイン、ジェームズ・ローゼンクイストなどの初期の形成的なポップアート作家の作品や、ピーター・ポール・ルーベンスなどのオールド・マスターの技法にも従っています。彼は絵画、彫刻、家具、デザイン、デジタルアートなどの分野を横断して活動しており、ロブスターの図像がその中心的な役割を果たしているのです。
 
 

 
万華鏡のようにデザインされた図像が埋め尽す床と壁は、限られたギャラリースペースの大きさを最大限に生かすための挑戦であり、そのなかでコルバートのさまざまなロブスターたちは奔放に自由を享受しています。海の甲殻類の架空の住居を演出することで、観る者はアーティストの想像力が満たすハイパーポップな世界に浸ることができます。
彼は身の回りにあるポップなシンボルを参照し、それらのアイコンを「コラボレーションシリーズ」のロブスターの衣裳にリサイクルすることで、正統な規範に縛られがちな作品を再構築できるアートの力を示しています。「自画像」 シリーズでは、画家が絵筆を持つという古典的なアイデアを再考し、絵を描く過程のなかで意味を探すときに伴う実存的な不安について語っています。彼の作品は深く見れば見るほどその意図を理解しずらくなり、不可解さが増すかもしれません。
 
ポップ、カラー、ユーモアを装うことによって、「Lobsteropolis(ロブスターポリス)」 は超消費社会における自己表現の限界を押し広げ、日常の自己を超える過酷な営みをその高みに引き上げているのです。
 
【Philip Colbert|フィリップ・コルバート】
スコットランドで生まれ、ロンドンに住み、そこで活動するフィリップ・コルバートは、しばしば 「アンディ・ウォーホルのgodson(名づけ子)」 と呼ばれます。セント・アンドリューズ大学で哲学の修士号を取得したコルバートは、漫画風に描かれたロブスターのようなキャラクターや、ハイパーポップな歴史画で世界中のファンを獲得してきました。チャールズ・サーチやサイモン・デ・ピュリーなどのアート界の著名人に支持されています。彼の作品は、現代デジタル文化の様式と、より深遠な美術史的対話との関係を力強く探求しています。
 
最近の主な個展は「Dreams of Lobsteropolis」Pearl Lam Galleries(上海)2022年、「The Lobster Empire」Via Veneto(ローマ)2022年、「The Dream of the Lobstar Planet」The Page Gallery(ソウル)2022年、「Lobsteropolis in Sejong City」Mark One Art Museum(世宗市、韓国)2021年。
 
 

 
【世界的人気の秘密は?】
2014年にファッションとアートを融合したブランド「ロドニク・バンド(RODNIK BAND)」を立ち上げてキャリアをスタートし、その後絵画に活動を広げたコルバート。
 
その後も、Rolex(ロレックス)、Mont blanc(モンブラン)、COMME des GARÇONS(コム・デ・ギャルソン)、Adidas(アディダス)などの高級ブランドとのコラボレーションも行っています。
 
“I became an artist when I became a Lobster”.
– Philip Colbert.
 
シュールレアリスムの象徴的キャラクター、ロブスターを媒介として、アートとそれを見る人々との対話を図っています。
 

 
All Images : Courtesy of the artist and Pearl Lam Galleries