オーストラリアの陶芸家 ジェイク・クラーク(Jake Clark)  10月20日(金)よりGALLERY TARGETで日本初個展『FANTASIA』を開催

ジェイク・クラークの作品群が初披露となる本展では日本に着想を得た作品を含む29点で構成される


 
ニューヨーク、ロサンゼルス、ドバイ、香港など世界各都市で精力的に展覧会を開催してきたジェイク・クラークの日本初個展が、2023年10月20日(金)よりGALLERY TARGETで開催。
ジェイク・クラークは画家、彫刻家、陶芸家として多くの媒体を探求しており、彼の作品は企業ロゴ、スポーツチーム、レストラン、道路標識など私たちの周りで見られるイメージを主に描写している。
黄金比を用いて作られたかのような企業ロゴは、幾度となく目にすることでただの形となり、なんの感情も沸かない無機質なものとなっていくものなのだが、セラミックの容器にイメージを再コンテクスト化することで、彼はこれらのシンボルを美術の領域に昇華させている。
アンディ・ウォーホルが日常のイメージを使って作品を定義し、キース・ヘリングが鮮やかな色で遊び心を持って描いたように、ジェイク・クラークは三次元と二次元の表現を組み合わせ、機械では決して再現できない遊び心と、豊かな深みを持ち合わせたメランコリックな作品を制作し続けている。
いつもの見慣れたあのイメージは彼によって再解釈され、ポップアートへと昇華することであなたの目にもきっといつもと違った映り方をするはず。
 
アーティストステイトメント
『FANTASIA』では、クラークがアメリカのポップカルチャーとクラシックブランドをどのように解釈し、同じ解釈が日本の文化に適応されたかについての類似性を示唆している。
象徴的なディズニーキャラクターやシンボルの本質はセラミック容器に認識可能な形で捉えられ、文化が私たちの周りで変化する中でも、これらの作品は物理的な制約や世代の記憶、時代を超えている
古代ギリシャの容器に倣い、クラークは古代の技法を現代文化の象徴に適応している。しばしば一時的で大量生産される企業のオブジェクトやキャラクター、しかしミッキーとミニーを容器の取っ手に配置しディズニーのイメージを散りばめることで、新しい視点でこのイメージに向き合うことを意図している。