ドイツのラグジュアリーライフスタイルブランドMCMは、 世界的なアイコンとして注目されている音楽界のスーパースター、 ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)を2019秋冬のグローバルキャンペーンに起用した。

2017年にデビューアルバムを発売し、わずか2年で音楽界において確固たる地位を確立したアイリッシュ。パワフルな彼女のリリックは、自由の象徴であり、代弁者として常に世界中の若者たちを惹きつけています。キャンペーンの撮影を手掛けるのが、同じくミレニアル世代を代表するフォトグラファーのレア・コロンボ(Lea Colombo)。完成したイメージには、アイリッシュや、ラッパー兼プロデューサーとして活躍するチャイルディッシュ・メジャー(Childish Major)のアイデンティティを取り入れ、ジェネレーションZ(Z世代)のメンバーたちのユニークな発想が反映されている。

創業以来MCMは、クリエイティビティとラグジュアリーのエッセンスを取り入れた、ダイナミックで機能的なアイテムを次々と発表している。それらのアイテムは常に時代と共にアップ―デートされている。MCMのビジョンには、遊び心があり、若々しく流動的な無限の自由と、境界線にとらわれない大胆不敵な精神という価値観が反映されています。今回のグローバルキャンペーンでは、アイリッシュとメジャーが、ジェンダーレスなアパレルとアクセサリーを共有しながら着用している。2人のスタイリングを通して、マスキュリンとフェミニン、アーバンとエモーショナル、クラシックとクール、オールドスクールとネクストジェネレーション、こうした要素が、スターたちのそれぞれのアイデンティティによって新しく解釈されている。

南アフリカで生まれ、ロンドンに拠点を置く新進気鋭のフォトグラファーであるコロンボ。彼女もまた、ファッション界で確立されたシステムに異議を唱えるアティチュードの持ち主。デジタルが主流のこの業界であえてフィルムを使って撮影することで、生の質感はそのまま残しつつも、若々しくエレガントでアーティスティックなエッジの効いた写真に仕上がっており、それらは彼女にとっても、そして今回参加したモデルにとっても、唯一無二な作品となった。

世界の様々な議題に異議を唱えているシンガー、アイリッシュは「私は、先入観にとらわれていない考えを賞賛しています。私たちは、普段の生活に慣れてしまっているため、そこから外れる人々のライフスタイルについて、深く考えることをせずに、間違ったものだと決めつけてしまいがちだ。私は、人々が慣れ親しんでいるものにあえて異議を唱えることで、『常識的観点を覆す人』になりたいのです。」とコメントしている。

同キャンペーンは、2019年7月より、リテール、デジタル、プリント、ソーシャルメディア、そしてeコマースなど、ブランドのコミュニケーションチャネルを通じて、グローバル展開される予定。