会場を新天地に移し、かつてない解放感の中での開催! ULTRA KOREAの最新フェスファッションにも注目!

6月7日(金)より3日間にわたり、韓国で通算8回目となるULTRA KOREAが開催された。今年より、山々の緑に囲まれたEVERLAND SPEEDWAYに会場を移し、ダンスミュージック・ファンが国内外から集結した。計4つのステージについては、サーキットを見下ろす形で設置されたMAIN STAGE、会場の中心部分に位置するRESISTANCE、ULTRA KOREAが誇る巨大なLIVE STAGE、それに隣接する形でPARK STAGEが設けられており、それぞれの個性と魅力を放っていた。また本年も、会場内には“LIVE ART ACTIVATION”としてアートウォールが各所に設置され、フォトスポットとして撮影を楽しむ人も多く、音楽と空間に彩りを加えていた。広々とした、解放感ある会場ということもあり、来場者の休める場所が多くあったことも印象的であった。

MAIN STAGEではSKRILLEXが圧巻のプレイ!
これぞまさにULTRA!という盛り上がりを見せたMAIN STAGE。世界トップレベルのDJが圧倒的なパフォーマンスを見せる中、Ultra Music FestivalのオフィシャルホストであるDAMIAN PINTOが「どこで生まれたか、どんな宗教なのか、どんな肌の色なのか、そんなことは関係ない。俺たちは音楽で一つになっているんだ」と力強いメッセージを放ち、来場者たちが大きく同意の声を上げていたのが印象的だった。
とりわけ最高のプレイを見せたのはやはりSKRILLEXだ。彼がステージに現れた瞬間、まさに会場全体が揺れるような歓声がおきた。「SICKO MODE」のリミックスで出だしからテンションは最高潮。「Scary Monsters And Nice Sprites」では来場者が一体となって体を揺らし、最後は宇多田ヒカルとのコラボレーションで話題の「Face My Fears」で、ULTRA KOREA 2019 DAY2を最高の形で締めた。

RESISTANCE / LIVE STAGEも大盛況!
RESISTANCE
緑に囲まれた開放的な雰囲気の中でのRESISTANCEは新鮮で、来場者はJAMIE JONESやART DEPARTMENTらのプレイに酔いしれ、おもいおもいの形で体をゆらしていた。ピークタイムにはその場にいる全員がひとつに繋がっているかのような一体感があり、山々からの清涼な空気も相まって、独特な雰囲気を醸し出していた。

LIVE STAGE
ULTRA KOREAの名物である巨大なLIVE STAGEは、今年もMAINに劣らない盛り上がりを見せていた。特に印象的だったのはUNDERWORLDのプレイだ。リック・スミスが奏でる心地よいプログレッシブハウスのリズムと、カール・ハイドの幻想的なボーカル。彼らのライブによって会場はそこだけ別世界かのような独特の空気感に包まれていた。また今年のLIVE STAGEは、2日目にINFECTED MUSHROOMのサイケデリックトランス、3日目にはYUNAのR&BやRICK ROSSのHIPHOPなど、幅広いジャンルのアーテイストが会場を魅了していた。

DESCENTブースには注目の若手DJが出演!
今年のULTRA KOREAはステージ以外のブースも充実していた。なかでも、DESCENTEブースはそのハイレベルなクリエイティブによりひときわ強烈な存在感を放っていた。中では無骨で無機質なDJブースの上、MUSHXXXをはじめとした、ソウルのアンダーグラウンド・ミュージックシーンを担う若きDJたちが刺激的なプレイを繰り広げていた。彼らの背面の壁には、VJによるアーティスティックな映像も流れており、ブース内はまさにアンダーグラウンドでクールな空気感が漂っていた。