リーボック、ニューヨークのストリートを舞台に“スポーツへのアクセス”をテーマにした短編フィルム『CrateMaster』を公開

クリエイティブ・ディレクター、Kerby Jean-Raymondによる映像作品が登場

グローバルフィットネスブランドのリーボック(所在地:東京都港区六本木一丁目9番10号、アディダス ジャパン内)は、「Pyer Moss」のクリエイティブ・ディレクターとして知られ、現在はリーボック クリエイティブ部門バイス・プレジデントを務めるKerby Jean-Raymond(カービー・ジーン=レイモンド)が監督を務めた短編フィルム『CrateMaster(クレートマスター)』を本日、 7月15日(木)より公開。本作は、大都市の都心部(インナーシティ)における草の根的なバスケットボールカルチャーを題材に、若者たちが自らの手でスポーツを出来る環境を作り上げていく姿と、そのコミュニティを描いた作品。リーボックが誇る豊かなヘリテージを反映しながら、 6月に公開となった動画シリーズ『Reconnect』で打ち出したブランドの新たなクリエイティブの方向性を、さらに推し進めた映像作品となっている。

 

 

本作『CrateMaster』は、ニューヨーク・ブルックリンのブラウンズヴィル地区にて撮影された。監督を務めたKerby Jean-Raymondの出身地であるフラットブッシュに隣接するこの地区を舞台に、実際の住人たちが出演、街に根付いたコミュニティにスポットライトを当てる作品になっている。主役となるのは地元の少年たちであり、彼らがブラウンズヴィルの様々な住人たちと街角で関わりあいながら、その晩に開催する大事なイベント、次の “クレートマスター(バスケットを支配する者)”を決めるトーナメント戦の計画を着々と進めていくというストーリーが展開。想像力と情熱さえあれば、歩道やフェンス、路地裏といった普段目にしている都市の一角に、コミュニティと競技の場が生まれること、そしてそこは、普段は負け組だと思われている少年たちが、勝者となることができる誰にでもフェアな場所であることを表現した作品になっている。また、本作にはリーボックの懐かしいアーカイブモデルや今後発売予定のフットウェアも登場。

 

 

本作は、 7月13日(火)にブラウンズヴィルのヒルトップ公園にて、地元住民を招いてプレミア上映された。またリーボックは本作の公開に合わせ、ヒルトップ公園「Friends of Hilltop」およびレクリエーションセンターに、スポーツ設備と関連用品を寄付する。動画は、リーボックのグローバル公式YouTubeチャンネルにて公開。

 

 

世界的な人気を誇るラグジュアリーストリートブランド「Pyer Moss」のクリエイティブ・ディレクターとして知られるKerby Jean-Raymondは、昨年9月にリーボックのクリエイティブ・ディレクション部門のバイス・プレジデントに就任した。以来、ブランドにおける全デザイン分野のクリエイティブ監修を担当しており、先立っては、 6月に公開された動画シリーズ『Reconnect』の監督を務めたクリエイティブ・ディレクター兼デザイナー、 Jide Osifeso(ジデイ・オシフェソ)をインハウス・エージェンシーに迎え入れたことを発表した。

 

リーボックは、 Kerby Jean-RaymondおよびJide Osifesoのクリエイティブ監修のもと、 2022年春夏シーズンより新たなブランドキャンペーンを実施する予定。また、 Kerby Jean-Raymondがクリエイティブ・ディレクションを手掛けたプロダクトラインの一部は2022年春夏シーズンよりリリースされ、 2023年春夏シーズンには、彼のクリエイティブ監修のもとで開発された最初のフル・コレクションが発表される予定。

 

 

■Kerby Jean-Raymondコメント

「今作で取り上げたブルックリンのような大都市の中心部では、運動が出来る環境を確保しにくく、スポーツへのアクセスが大きな問題になっています。多くの人口を抱えているにも関わらず、わずかな財源しかなく、使える土地にも限界があるエリアだからです。本作では、その問題に焦点を当てると同時に、コミュニティとスポーツの力を描きたいと考えました。スポーツへのアクセスが限られている子供たちが、自らの手でバスケットボールを出来る環境を作り出し、ともに競い合おうというモチベーションを得られる、それこそがスポーツの力だと思います。

今後、リーボックの新たなコミュニケーションの一環として、私たちはだれもが参加できるスポーツや活動に光を当てていきます。「人生は観客席から見ているだけのスポーツではない」という考えのもと、運動(ムーブメント)が持つ力を伝え、またそれは出身地や財力のあるなしに関わらず、だれもが参加できるものなのだということを訴えていきたいと考えています。リーボックにとって、なによりも人々を大切にするというアプローチはごく自然なものであり、今後もその姿勢でコミュニケーションを続けていきたいと思います。」

 

 

■Kerby Jean-Raymond について

 

 

Kerby Jean-Raymond(カービー・ジーン=レイモンド)は、「Pyer Moss(ピアー・モス)」のクリエイティブ・ディレクターとして知られるニューヨーク・ブルックリン出身のデザイナー。 2020年にはCFDAファッションアワードを受賞、 2021年7月にはパリ・オートクチュール・ウィークにて、アフリカ系アメリカ人として初めてコレクションを発表するなど、名実ともにアメリカの新世代を代表するデザイナーとして、世界的な注目を集めている。 2017年よりリーボックとのコラボレーションを開始し、現在までに「Reebok by Pyer Moss」として3回のコレクションを発表。 2020年秋からはリーボックのクリエイティブ・ディレクション部門のバイス・プレジデントに就任、ブランド全カテゴリーにおけるクリエイティブ・ディレクション監修を担当している。