FASHION

アディダスの大人気スニーカーのスタンスミスがサステナブルへ!

ファッション・スニーカー業界におけるサステナビリティとトレンドを語る「STAN SMITH SUSTAINABLE TALK SESSION 」が開催。

グリーンのディズニーキャラクターがデザインされた新モデルが発売開始。

過去と未来の“カルチャーの交差点”を表現するアディダス オリジナルス フラッグシップ ストア 新宿にて、2021年にサステナブルへ生まれ変わったスニーカー「スタンスミス」をセレブレイトするイベント「STAN SMITH SUSTAINABLE TALK SESSION」を開催した。

 

ストリートカルチャーにおいてサステナビリティをリードする adidas Originalsが、国内外のファッション業界・ストリートカルチャーに精通する向千鶴氏(WWD JAPAN 執行役員 WWD JAPAN編集統括兼サステナビリティ・ディレクター)、阿部勇紀氏(HYPEBEAST JAPAN 編集長)、MARIE氏(タレント、デザイナー、環境省森里川海アンバサダー)を迎え「ファッション業界のサステナブルの現在と未来」「サステナブルになったスタンスミスを大解剖」の2つのテーマでトークセッションを実施した。

 

「STAN SMITH, FOREVER スタンスミスは、サステナブルへ。グリーンな気分でいこう。」ディズニー、ピクサー、マーベルのグリーンのキャラクターにインスパイアされたサステナブルなスタンスミスの新モデルや、自分の顔でオリジナルのスタンスミスのシュータンロゴを作成できる「STAN THEMSELVES フォトブース」を含むキャンペーンが4月8日(木) からスタート。
この機会に足を運んで体験してみてはいかがだろう!?

ファッション業界のサステナブルの現在

昨今、耳にする「サステナビリティ」「サステナブルファッション」が注目されている理由として、WWD JAPAN執行役員 WWD JAPAN編集統括兼サステナビリティ・ディレクターの向氏は「特に昨年から急激に大きな波になっていると感じます。ファッション業界の人々が愛情を込めて作っているものが、少し作りすぎているのではないかと自分たちで気づき始めたんです。これは情熱なのか、それとも誰かに負担をかけてしまっていることなのかということを皆が少し悩み始めているというのはここ数年感じるところですね。それを教えてくれたのが、最近この業界に入ってきた若い世代だと感じます。」とファッション業界におけるサステナビリティの現状について語り、それに対しMARIE氏は、「私も自分のブランドを立ち上げて、価格は高いけれどあえてオーガニックコットンを使ったりと、環境問題を意識したモノづくりをしています。私がサステナビリティを伝えたいって思ったのは、昔、身体を壊していた時期に、自分の体調を整えていくことが地球環境にいいんだって気づいたのがきっかけ。それを私のファンである若い子達にファッションで伝えたいと思ったんです。」とご自身のブランド立ち上げの背景にあるサステナビリティへの思いを語った。

 

アディダス が掲げる、プラスチック問題への取り組み『END PLASTIC WASTE』

環境問題の中でも、とりわけプラスチックへの問題に注力しているアディダスについて、アディダス ジャパン株式会社副社長のトーマス・サイラーは「プラスチックの廃棄をなくす『END PLASTIC WASTE』 は、アディダスの存在意義を定義するものだと思います。これら環境問題への取り組みは1990年代から始まったものではありますが、2015年のParley for the Oceansとのパートナーシップをきっかけに加速したと思います。世界をより良い場所にしていこうという考え方が、これらの取り組みを通してアディダスに根付き、広がっていきました。私たちは様々な領域で活動をしていますが、その中でもプラスチックに対する取り組みは大きな動きとしてあり、バージンポリエステルの使用を一切廃止し、アディダスのすべての製品においてリサイクルポリエステルを使用するという目標に向け活動を行っています。」とこれまでの取り組みと今後の展望について語った。

 

サステナビリティに対する消費者の意識と、ブランド・メディアの在り方

様々な企業やブランドがサステナブル・コレクションを展開するなど、ファッション業界でのサステナビリティの考えが浸透しつつある中、実際の消費者の反応について向氏は「アディダスのように何十年も前から取り組んでいる先進企業はごくわずかですが、最近は『自分にできることはなんだろう』と考え始めている企業がとても増えてきていて、WWD JAPANでもサステナブルを扱った記事は反響がいいです。サステナブルが革新的でかっこいいこととして受け取られたからこそ、ポジティブな反応が多かったのかなと思いますね。」と語った。

 

HYPEBEAST JAPAN 編集長の阿部氏は「僕らのシーンだけで言うと、サステナブルなブランドは出てきているんですが、その考え方に、消費者や読者はまだついていけてないのかなと思います。形から入る人が多いので、押し付けるのではなく自然と選ばせることができるように、『かっこいい』という文脈に落とし込んだほうが受け入れやすいのかなと思いますね。実際、リメイクアイテムやリメイクブランドがずっと人気であったり、古着が流行っていたりするので、サステナビリティを意識しなくても良いものを選んで、結果的に消費活動がサステナブルな方向になっていることもあります。」と、メンズストリートファッションに精通する媒体ならではの視点を語りました。それに対し向氏は「消費者にサステナビリティが浸透していないのは、つくる側の責任だと感じます。まだまだ選択肢をたくさん提供できていなかったり、情報をアウトプットできていなかったりすると思うので。だからこそ、サステナビリティを大きな声で発信していくことで地球を救うヒーローになれるし、それを受けサステナブルな行動をする消費者もヒーローになれると思います。」と、今後サステナビリティの意識を高めていくためのヒントを語った。

 

サステナブルの流れになったスニーカー業界

スニーカー業界におけるサステナビリティの取り組みについて、阿部氏は「スニーカー業界は完全にサステナブルの流れになっていますね。改めて色々調べると、思った以上にサステナブルをブランドコンセプトとして打ち出しているブランドが多いなと思いました。」と語り、向氏も「スニーカーがファッション業界のサステナビリティをリードしていると感じます。今ファッションが化学と近くなってきているところがあるんですが、そういった意味では、かっこいいだけでなく機能がベースにあるスニーカーは早く進んでいるなと。」と共感しました。それを受けトーマス・サイラーは「サステナビリティはレースの勝ち負けではなく、アディダスがAllbirds(オールバーズ)とパートナーシップを組み、CO2削減の目標を共有するように、業界全体を底上げし、私たちが道を示す事が大事だと思います。」とブランドのあり方を語った。

 

スタンスミスは、サステナビリティへの可能性

2021年にサステナブルへと生まれ変わった「スタンスミス」について、トーマス・サイラーは「スタンスミスはadidas Originalsを代表するアイコニックなスニーカーで、レザースニーカーの代名詞でもあったため、サステナブルにしようと決めたとき、社内外から、懐疑的な意見も含めて様々な声があがりました。しかし、変化を起こすためにはリスクを取っていかなければいけないと思いました。しかし、このようなリスクは問題ではなく、可能性だと考えていました。この世界をより良い場所にしていける自信があったということが表れています。」と定番のアイテムがサステナブルになることへの大きな意義を語った。

MARIE氏は「スタンスミスはデザインを変えずに、中身だけをサステナブルにしたところが衝撃的でした。私は環境省アンバサダーをやりながらサステナブルのプロダクトを自分でもつくっているので、環境に配慮していないものは買えないなと思っていたんですが、ずっと欲しかったスタンスミスがサステナブルになったことで、『初めて買いたいスニーカーができた!』と嬉しかったです。」と圧倒的な認知を誇り、世界中のファンに愛されるスタンスミスの魅力を語った。

 

「グリーンな気分でいこう。」スタンスミス新キャンペーンを通じて、ストリートへ届ける

トーマス・サイラー氏は「『STAN SMITH, FOREVER スタンスミスは、サステナブルへ。』というキャンペーンを通じて、1月からスタンスミスがサステナブルになるということを打ち出してきました。4月からはディズニーのグリーンなキャラクターたちとともに、サステナブルなストーリーをより楽しく伝えようと考えています。」と、最新のコレクションについて語った。MARIE氏は、キャンペーンのメインキャラクターであるカーミットの「It‘s not easy being green. (グリーンでいるのは そんなにラクなことじゃない)」という有名なセリフにかけて、「いつか『It‘s easy being green』になるといいなと思います。」と未来への希望を語った。

 

2021年のスニーカートレンドについて、阿部氏は「これまでスニーカーはきれいな方がいいという価値観があったのですが、今は少し汚れている方がかっこいいというような流れがあります。カスタムでわざと日焼けしたようにソールを塗ったりアッパーを削ったり、そのようなビンテージ加工したものが増えてくるのかなと思います。」と今後も注目が集まるであろうストリートカルチャーについて語った。

 

「グリーンな気分でいこう。」 4月8日 (木) よりキャンペーンスタート ディズニーのグリーンなアイコンにインスピレーションを得た最新スタンスミスコレクション

2021年1月にすべての商品にリサイクル素材を使用し、サステナブルに切り替えることを発表した「スタンスミス」。リサイクル素材を50%使ったPRIMEGREENアッパーが特徴の最新コレクションは、スタイルとサステナビリティを遊び⼼いっぱいにミックス。ウォルト・ディズニー・カンパニーが保有する象徴的なグリーンのキャラクター(「マペッツ」のカーミット、マーベルのハルク、「トイ・ストーリー」のレックス、「ピーター・パン」のティンカー・ベル、「モンスターズ・インク」のマイク・ワゾウスキ)にインスパイアされ、それぞれの世界観を表現したデザインになっている。

STAN THEMSELVES フォトブース – “サステナブルなアクションを宣言しよう”

今から始められるサステナブルなアクションの宣言とともに、自分だけのスタンスミスのシュータンロゴデザインを作成できるフォトブースが登場。期間限定で画像を作成いただけます。イベントでは参加者の方々が、地球環境のために取り組みたいサステナブルなアクションを選び、自分の顔のオリジナルロゴの作成を楽しめる。

 

 

▼STAN THEMSELVES フォトブース 対象店舗一覧(5月31日 (月)まで期間限定で実施)
アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア 原宿 / 新宿
アディダス オリジナルス ショップ ラゾーナ川崎 / 大阪 / 福岡
アディダス ブランドコア ストア 名古屋

adidas アプリ限定|STAN SMITH, FOREVER カーミット 特別BOX プレゼント

 

adidas アプリ限定で、adidas Originals x Disney コレクションから、カーミットをフィーチャーしたスペシャルキットをプレゼント。
サステナブルに生まれ変わったスタンスミスをはじめ、カーミットのショッパーバッグ、そしてグリーンなカーミットパズルが入った豪華なBOXが抽選で5名様に。

応募期間:4月11日 (日) 10:00~4月22日 (木) 23:59
応募サイト:https://go.adidas.com/ihha/STANSMITHFOREVER

お問合せ

アディダスお客様窓口 Tel:0570-033-033 (土日祝除く、9:30~18:00)

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