UKIYO-E PROJECTのシリーズ待望の第三弾としてデヴィッド・ボウイが浮世絵でよみがえる。そのローンチを記念した浮世絵&写真展を『BOOKMARC』で開催!

ニューヨーク発ファッションブランド「マーク ジェイコブス」が手掛けるブックストアBOOKMARC(ブックマーク)にて、 UKIYO-E PROJECTのシリーズ待望の第三弾としてデヴィッド・ボウイへのオマージュ作品のローンチイベントとして浮世絵&写真展を6月23日(土)から7月1日(日)まで開催します。 著名な二つのポートレイト作品をモチーフに浮世絵と写真のコラボレーションが実現。 前日夜、 6月22日(金)は19時からオープニングレセプションも開催。

 

 

出火吐暴威変化競「竹沢藤次」
テリー・オニール「ダイアモンド・ドッグズ」より
絵師:石川真澄 / 彫師:関岡裕介(三代目関岡扇令)/ 摺師:伊藤達哉 サイズ 480mm×340mm(縦仕様)*200点限定
価格 108,000円(税込)

二代目竹沢藤次は江戸時代、 様々な演出やからくりで大人気の曲芸師でした。 エンターテイナーとして、 ある意味イリュージョニストであったボウイとは親和性が高いといえる。
本図は「ダイアモンド・ドッグズ」に映る躍動的な犬を狐に見立て、 九尾(きゅうび)の狐の伝説を題材とした演目で、 曲独楽(きょくごま)の芸を披露する藤次を演じるボウイを描いている。

 

出火吐暴威変化競「鬼童丸」
ブライアン・ダフィ「アラジン・セイン」より
絵師:石川真澄 / 彫師:佐藤奈美 / 摺師:中山誠人 サイズ 480mm×340mm(縦仕様)*200点限定
価格 108,000円(税込)

浮世絵の題材でしばしば用いられる鬼童丸は、 鎌倉時代の説話集「古今著聞集」(ここんちょもんじゅう)や曲亭馬琴(きょくてい ばきん)の「四天王剿盗異録」(してんのうしょうとういろく)などに登場する妖術使い。 本図は、 大蛇を操る荒々しい鬼童丸と、 繊細で神秘的な魅力を放つボウイのイメージを掛け合わせて表現している

 

浮世絵とは
浮世絵とは、 江戸時代前期から中期 (1600年代中頃~1700年代中頃) にかけて発達した日本の伝統工芸品、 多色摺の木版画です。 その伝統は現代まで続いている。 浮世絵には、 美しい女性や歌舞伎役者、 相撲力士、 名所風景など、 その時代の様々な風俗が描かれている。 江戸時代の人々は、 浮世絵を通じて、 ニュースやファッションや旅行などの情報を手に入れていました。 浮世絵は絵師、 彫師、 摺師3人の職人による3段階の工程があり一つの作品が完成した。 1700年代半ばに現れた「錦絵(多色摺木版画)」は、 「絵師」「彫師」「摺師」の3者をプロデュースする「版元」により完成する、 総合芸術。 300年以上の歴史に支えられたこの「技法」は、 世界的にも類をみない日本独自の文化遺産である。