独自の目線で楽しむKOMONOのブルー Artistic Blue

数々の著名なデザイナーを輩出した都市、ベルギー・アントワープ。「KOMONO」は、そんな世界有数のファッション都市で2009年に生まれたブランドだ。"小物"という日本語からインスパイアされたそのブランド名の通り、腕時計とアイウエアを中心に展開し、そのクリエイティブで洗練されたデザインが今まさに人気を集めている。今回はそんなKOMONOのプロダクトを、モデルであり、アーティストでもあるaReKがライフスタイルの中に取り込み、フォトシューティングを敢行。彼の目から見えるKOMONOの魅力とは。

Photo:Masahiro Yamamoto Text:Kohei Yamashita

──aReKさんはモデルとして、そしてアーティスト.m.j.k.{aReK}として、さまざまな舞台で活躍されていますが、ご本人としてはどこがメインと考えているんでしょう?
aReK(以下A):自分は「これだ」ってあんまり意識せずに色々やらせてもらってますが、絵は子供の頃から描いてるんで、根っこはやっぱり絵描きなんじゃないかなって思いますね。やっぱり制作にかけている時間も、他の活動より多いですし。


──アーティストとしての道を踏み出したきっかけというのは?
A:昔からお世話になってる絵描きの先輩がいるんですけど、18歳くらいのとき、彼からきちんと作品として描くようにアドバイスを受けて。作品として描き始めたのはそこからですね。その先輩の個展で一緒に飾らせてもらったりとか、色々サポートしてもらったからこそ、今のアーティストとしての自分がいるんだと思います。

──aReKさんのルーツとなっているカルチャーは?
A:スケートかな。自分ではあんまり意識してないけど、生活のそばには常にスケートがあるし、ライフスタイルや生き様はどことなくスケーターっぽい感じはあるのかも。俺が手がけるムービーはスケートビデオが多いですしね。


──作品制作の源、インスピレーションはどこから得ているんでしょうか?
A:やっぱりインプットが無いとなかなか出てこないんで、色々やってますよ。映画観たり、音楽聴いたり、旅行行ったり。中でも音楽はかなり大きな影響を受けていると思いますね。レコードジャケットから着想を得たりもするし、音そのものからイメージすることもある。ジャズとかサンバとか、その辺の音楽からの影響が大きいですね。

──アーティストとしての顔だけでなく、モデルとしても活躍されていますよね。
A:実はモデルとしての自覚ってあまり無くって(笑)。始めたのも本当にたまたまなんで、モデルとして何かを意識しているってことはないんですよね。そのまんまの自分が服を着せてもらって出ている感じです。


──なるほど、その自然体なスタイルがいいのかもしれないですね。ちなみに今日はモデルとしても関わりの深いブランド、balのショップでも撮影しましたね。
A:仕事が終わったらとりあえずbalに行くんですよ。そこに行くと仲間が自然と集まってくる。まぁ、言ってみればたまり場ですね(笑)。いつもビールがちゃんと冷やしてあって(笑)。ビール片手にくっちゃべって、いつの間にか仲間が集ってきて、飲み屋に流れるというパターンです。

──aReKさんのライフスタイルは、"酒と仲間"が根底にあるみたいですね。
A:そうですね、自宅兼アトリエもこの近辺なんで、より濃密というか。ちなみに個展の予定があるときは、昼からずっと描き続けて、夕方になったらお酒を作って飲みながらまた描き続けて。で、連れから連絡が来たら呑みに行って、みたいな感じですね。


──今回はそんなaReKさんのいつもの暮らしの中で、KOMONOのアイテムを着用してもらいました。私物のように馴染んでいましたが、aReKさんにとって腕時計とサングラスはどのような存在ですか?
A:時計もサングラスも普段から好きでよく使うんですよ。最近まで軍モノを愛用してました。ゴツいのはちょっと苦手で、アンティーク調のものが好きなんですよね。ダイヤルがシンプルで、良い革のベルトを使ってる洗練された雰囲気の時計。だから、このKOMONOの時計はすごくしっくりきました。

──サングラスはいかがですか?
A:うちは親父がアイウエアのブランドをやってるのもあって、アイウエアは大人になってからはすごく馴染み深いアイテムになったんですよね。特にサングラスは、昼夜を問わず普段からよくかけてます。最近はメタルフレームのアイテムが好きで、今日かけていたオクタゴンのフレームは、私物でも同じような形のサングラスを愛用してるんです。あと俺は映像の仕事もするから、目を守る薄めの色のレンズのサングラスは特に好きですね。


──なるほど、今回のアイテムが馴染んでいたわけがよくわかりました。ちなみに今回着用していたプロダクトは、青がキーカラーにもなっているんですが、aReKさんにとって青とはどんな色でしょうか?
A:俺、青好きなんですよ。作品にもかなり使っていて。自分の中での青のイメージって、爽やかとか爽快っていうより渋さとか深さなんです。しかも青って緑がかったものから赤みがかったものまで、かなり幅が広い。そんなこともあって、作品に深みとか雰囲気が生まれるから好きなのかもしれないですね。

サングラス "Monroe Marine" 1万2800円
オクタゴン型のスチールフレームにフラットレンズを組み合わせた、トレンド感ある新作サングラス。深く落ち着いたブルーのレンズはまさにコレクション名の"マリン"そのもの。ユニークなフォルムながら、日々の生活にすんなりと馴染む洗練されたムードが秀逸。


腕時計 "Blue Cognac Winston Regal" 1万1800円
"アーキテクチャー"をテーマに、建造物がもつ造形美や美しい色合いを表現したカラーコンセプトラインのひとつ。こちらの"Blue Cognac Winston Regal"は、柔らかな明るいブラウンのベルトに、濃く深いブルーのフェイスという対極の2色に、無垢なシルバーケースが調和を生む。


▼詳しくは、
KOMONO TOKYO
☎03・6455・4454
https://www.hms-watchstore.com/

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