【#tbt】名バイヤーたちが選ぶ今年の逸品たち

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12/22 19:17 UP DATE COLUMN

【#tbt】名バイヤーたちが選ぶ今年の逸品たち

皆さんはSNSで良く聞く”#tbt”ってご存知ですか!? このハッシュタッグ日本ではまだまだ馴染みがないですが”#throwback thursday”の略称で、アップするネタに乏しい木曜日は、過去をみんなでシェアしましょうと言う意味なんだとか。誰が考案したのか知りませんが、web担当も思わずニッコリなシャレオツで理に適ったものを考えるもんです。そんなわけで、みんなで使うハッシュタグならパクっ……参考にしても問題ないだろうと言うことで、木曜は「warp MAGAZIN JAPAN」本誌に掲載された人気記事をディギンしちゃいます。まぁ……ようはリサイクルってことですが、内容は確かなのでぜひぜひご覧あれ!


 

セレクトショップの個性を担う名物バイヤーたち。彼らは一体、今年はどんなコートとダウンジャケットを見てきたのか。特別に、より”今シーズンらしいアイテム”をセレクトしてもらった。
photo:Yuichi Akagi,Tatsunari Kawazu text:Maruro Yamashita

スマートなテイストと、モダンなストリートの感覚を併せ持つ「SHIPS JET BLUE」。もともと丈が長めで綺麗な雰囲気のコートが秋冬の定番アウターではあるが、今シーズンはそこにある変化が生まれてきていると、バイヤーの田中さんは語る。「色が、いわゆるベーシックカラーだけじゃなくなってきていますね。明るめの単色やモスグリーン、柄物のアイテムが受け入れられ始めているので、お店のセレクトとしても、その辺りを挿し色として意識して仕入れています。「ALLEGE」(1)のコートがまさにその感じですね。色にパンチがあって強めなんですけど、合わせ方次第でストリートからモダンな感じまで、幅広く着こなせます」。「SEMPACH」(2)はスイス軍のアイテムをモチーフにしたイタリアブランドの一品で、キルティングのプルオーバーコートという一見上級者向け風のアイテムだが、ラフなファッションに合わせるととても雰囲気が出る逸品。「ズルズルのバギーを穿いてラフに合わせたいです。ホームレススタイルですね。「VAINL ARCHIVE」(3)のチェックコートは、ブラウンのチェックというのが、今また新鮮です。トレンドカラーであるオレンジなどとも相性が良いですし、温かみのある色合いですが、チェックということでモダンにも着られますよね」。

田中 楽 VAINL ARCHIVEのコート 7万6000円(SHIPS 渋谷店)、その他本人私物

1.ALLEGEのフーデットコート 5万6000円、2.SEMPACHのキルティングプルオーバーコート 3万9000円、3.VAINL ARCHIVEのコート 7万6000円(すべてSHIPS 渋谷店)

 

今季創業40周年という節目のシーズンを迎えたこの秋冬、改めて自身のアイデンティティをしっかりと表現した「BEAMS」。そんな「BEAMS」のバイヤーである谷さんが今季プッシュするコートとダウンジャケットがこの3点。「共通して今の時代に求められているのが、”美しさ”だと思います。「THE NORTH FACE」のダウンジャケットであれば、見た目はクラシカルなままですが、機能面、見えない部分でのアップデートは著しいものがあります。見えないところの”美しさ”を追求するという点では、アウトドアのアイテムが1番わかりやすいかもしれないですね。今の時代であれば、何を合わせるかっていうバランス感が大切になってくると思います。「BEAMS PLUS」のモッズコートは、ミリタリーアイテムにWIND STOPPER®を採用し、タウンスペックとして見事にアップデートしています。そして「TEÄTORA」のコートですが、ここ最近キーワードになっている”トラベリング”というカテゴリーにおいて、機能面はもちろんですが圧倒的に素材使いやシルエットなどの美しさがズバ抜けていると思いますね。僕は海外のブランドを中心にバイイングするので、出張も多いですし、このコートは個人的にも購入しようと思っています」。

谷 篤人 TEÄTORAのコート 6万8000円、BEAMSのスウェット 1万1000円、パンツ 1万1000円、adidas Originalsのスニーカー 1万4000円(すべてBEAMS HARAJUKU)

1.TEÄTORAのコート 6万8000円(BEAMS HARAJUKU)、2.BEAMS PLUSのモッズコート 5万円(BEAMS PLUS HARAJUKU)、3.THE NORTH FACEのダウンジャケット 3万2000円(BEAMS HARAJUKU)

 

「メルトン系のオーバーサイズのコートっていうのは昨年から継続して、個人的にもお店としても気分なところなんですが、今年は化繊やギアっぽいやつも気になっています」。そう語ってくれたのは、カジュアルでありながら、大人っぽさも併せ持つセレクトが魅力の「BEAUTY&YOUTH」のバイヤーである藤橋さん。その気分は当然ショップの仕入れにも少なからず影響しており、「PHINGERIN」(1)に別注を掛けたキルティングライナー風のダウンジャケットや、NYを拠点とし機能性とデザインを両立させたスポーツブランド「ISAORA」(2)のダウンジャケットなどにも色濃く反映されている。「海外でよく女性がミリタリー物のライナーをアウターとして着ているのを目にしていて気になっていたんですよね。なのでインナーをアウターとして着ましたっていうんじゃなくて、最初っからアウターとして「PHINGERIN」に製作してもらいました。現代的でアンバランスなシルエットも綺麗に表現されましたね。「WISLOM」(3)のPコートは、生地の面白さ、クオリティがすごくて。メルトンだけど伸びるんですよ。ポケットがたくさん付いているライナーも付いていたりして、外見は非常にクラシックな素晴らしい生地のメルトンのコートなのに、男心をくすぐるディテールが満載なんです」。

藤橋亨平 PHINGERIN×BEAUTY&YOUTHのキルティング ジャケット 3万2000円(BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS渋谷公園通り店)、その他本人私物

1.PHINGERIN × BEAUTY&YOUTHのキルティング ジャケット 3万2000円、2.ISAORAのダウンジャケット 9万3000円、3.WISLOMのPコート 10万円(すべてBEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS 渋谷公園通り店)

 

感覚第一のストリートなスタイルが、大手セレクトショップの中でも異彩を放っている「WISM」。熟考する前に先ず行動というスタンスで「WISM」を引っ張る、市之瀬さんの今年の気分はダウンジャケット。「もともとダウンは探してはいたんだけどなかなかなくて。今季は自分たちのテイストに合うのがちょうど見つかったんだよね。「Rab」(1)はその中でもオススメ。今季3型セレクトしてるんだけど、どれも良いね。機能面もバッチリだし、カラーリングも最高。「COLUMBIA BLACK LABEL」(2)は今季からスタートした「Columbia」の別ライン。「Columbia」ってどういうブランドかってのはもちろん知っていたけど、改めて新ラインを見てみたら良かったから仕入れた。ディテールを軍モノに寄せてるやつだけをピックして。値段もお手ごろだし良いね。「UNUSED」(3)のダウンジャケ
ットは、展示会でルックを見て良かったんだ。あまりダウンジャケットっていうイメージのないブランドだけど、それが逆に新鮮。ベーシックなカラーは外して、うちではこの紫と赤の2色展開。こういった重衣料も入れてるけど、基本的には冬でもインディペンデントなブランドのTシャツだったりっていう軽いものもフックアップしていくってのが「WISM」のスタイルだね」。

市之瀬 智博 Rabのダウンジャケット 4万5000円、UNUSEDのカットオフデニムパンツ 2万2000円、base MFG × GYM STANDARDのキャップ 7500円(すべてWISM)、その他本人私物

1.Rabのダウンジャケット 4万5000円、2.COLUMBIA BLACK LABELのダウンジャケット 4万9000円、3.UNUSEDのダウンジャケット 6万9000円(すべてWISM )

 ※本ページは『warp MAGAZINE JAPAN』2016年 12月号に掲載された情報を再編集したものです。

http://www.warpweb.jp/feature/feature.html