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【#ff】街ゆくあの子の、ソフトピンクな金曜 #043

”花金”などと言う言葉が死に絶えて久しい昨今ですが、休み前の金曜の夜はいつの時代も楽しさにあふれており、最近の人たちは”#funday friday”とタグ付けしてSNSでリア充アピールするのが流行りなんだとか……。そんなワケでこのコーナーでは、一般女性に匿名で登場して頂いて金曜にFuck Feverしてしまったエピソード大公開して貰います。フツーじゃなかなか聞けない話も、女性インタビュアーを立てれば、緊張も警戒心も解けだして、色々なモノが思わずポロリって寸法です。

あんずちゃん(仮名)

年齢:23歳 職業:IT系OL
出没エリア:銀座、六本木、渋谷
プロフィール:家は文京区あたり。男性のタイプは男らしい雰囲気のある人。で、性格は又吉みたいに静かに面白い人。総じて、山田孝之ですね。

―――山田孝之の一人勝ちだね。確かに男っぽくて静かに面白そう。

わかります?いいですよね!

―――体型もヒョロついてないしね。

そう!細い人とかマジムリ。

ーーー細いくらいならお腹出ててほしいよね。筋肉でもいいけどとりあえずボリュームくださいって思う。

マジそれ(笑)。ボリュームください。

―――(笑)気があうね!で、そいつはどんなやつなの?

ぶっちゃけ、体型がタイプだったんですよ。去年幕張であった某音楽イベントで会いました。

―――じゃあ好きなアーティストが一緒で話が合ったとか?

いや、どっちかというとそこでやってたメインのアーティストにお互い興味なかった系(笑)。

―――なにそれ(笑)。なんでそんなイベント行ったの?

チケットもらって招待されたから(笑)。ライブとDJが混ざったクラブイベントみたいなやつだったんで、お酒飲みながら聴いてたんですけど、私は女友達と2人でフロアにいて、彼も男友達と2人で、たまたま横に立ってたんです。

―――その男の子のポジションは本当にたまたまなのかな?まいっか。それで?

で、メインのアーティストのファンが殆どだったから、それ以外のステージで盛り上がってる人あんまりいなくて、近くで「うぇ~~ぃ」って盛り上がってるの私たちだけだったんですよ(笑)。それで逆に意気投合っていうか、仲良くなった感じですね。

―――メインアクトで盛り上がれず、もっとコアなところで楽しんでた仲間意識的な?

うん、なんかそんな感じです。それでだいぶ仲良くなって、お酒も2杯目くらいからおごってくれてて、帰る前に連絡先交換しようってなったんです。

―――向こうから?

そうです。LINEならいいかなって思ったし。で、「また飲もうよ。どこらへん住んでるの?」って聞かれて、最寄り駅の名前を言ったら、「うそ?!俺の職場もそこなんだけど」って言われて、半分社交辞令で、「え?まじで?じゃあ仕事終わりで飲もうよ」って私から言ったんです。

―――じゃあ飲みたいなってその時点で思ってたんだね。なんで?

まぁ…、タイプだったから?

―――うん…、そうよね。愚問だわね。で、次は2人で会ったの?

はい。そのイベントから1週間後くらいですかね。彼が仕事終わって、21:00スタートくらいだったかな。「俺今日車だから、駅の近くに車停めてくわ」って言ってて、適当に焼き鳥屋さんに行ったんです。

―――何話したの?

覚えてないんですよねー。でも、なぜか「俺の元カノ全員カワイイ」とか言って写真見せられましたね。

―――なにそれ!うざいじゃん!!

うざいですよ!!!でも、こっちも一応気に入られたいじゃないですか。

―――健気だね。まあわからなくもない。タイプの人だしね。でもその男の子の神経って何なんだろう?あんずちゃんも元カノたちと同じくらいかわいいから彼女にしたい的なアピールなのかな?そもそもそんなアピール完全に間違ってるけど。単なる自慢か……。

単なる自慢でしょうね。何にも考えてなさそう。

―――それでもその自慢話を聞いてあげてたわけね。

そうです。「ほんとだー。かわいいねー」って(笑)。まあそれだけじゃないんですけど、そのくだりが一番印象的(笑)。まあたぶんちょこちょこ私のことも褒めててくれたっていうか、単なる友達になりたいってわけじゃなさそうな空気ではありましたね。

―――会話の内容とかじゃなくて、空気だったんだ。距離の詰め方とか?座る位置とか?向かい合って座ってたの?

カウンターでした。だから隣同士。しかもL字のカウンターで、前の板が高いから、店員さんとか他のお客さんからの視線もそんなに気にならなかったかも。

―――なんか一気にエロい。そこにどのくらいいたの?

3時間くらい? 彼は神奈川方面に住んでで、終電そろそろないんじゃないかな?って思ったんですけど、私はいっぱい飲んでて結構酔ってたのに彼はそんなに飲んでなくて平気そうだったから、「お酒強いんだろうな。ていうか車広いって言ってたし、酔いが醒めるまで車で寝て帰るんだろうな」って思ってたんですよ。私の友達にも車中泊する男の子いるし。

―――まあでもそんなわけないよね(笑)。

なかったですね。「明日早いからさ、泊めてよ。なんもしないから」って。で、私は酔ってて早く横になりたかったし、泊める泊めないでゴタゴタする気力もなかったんで、「まあいいよ」って。タイプだったし。

―――結局そこだよね(笑)。言葉巧みにとか、オシャレだからとか、そういう要素以前にタイプかどうか(笑)。

まぁ…、そうなっちゃいますよね。で、歩いて私の家に帰って、私が先にシャワー浴びて、もうベッドに寝てたんです。そしたら彼がシャワーから出てきて、電気消されて、そのまま私にガバっと。

―――ガバっと来るよね。予想できたよね。

できましたね(笑)。でもまあ、「タイプだし一回抱かれてみてもいっか」って(笑)。ガバっとされてからの気分で判断しようと思って。

―――わかるー(笑)。で、ガバっとされたら気分持ってかれちゃったんだ。

はい♡(笑)。

イラストです!!



illust:Yuya Hashizume

総評:ハイハイ…タイプ、タイプ……もう夏も終わりか……(warpweb編)

タイプだからとりあえずヤッたって……まぁ、男でもとりあえず胸が大きけりゃ顔が好みじゃなくてもムラムラするし気持ちは分かりますが……。よーし、とりあえず今回も適当な参考ポイントでっちあげて、話をイイ感じにまとめちゃうぞ! 今回注目したのは”車”です。えっ!? そんな話出てきたかって? いやいやなんか車乗って来たみたいに言ってたじゃないですか。つーか、コレって本当だったんですかね? 「飲んじゃったから帰れないし…」とか「代行呼ぶの勿体ないし…」とかとか、車で来たって設定があればイキナリ泊めろよと言うよりちょっとなんかイイ感じになりそうじゃないですか? 嘘も方便ってやつですよ。あとからめ手で「酒入ってて危ないから漫喫泊まる」とか言って良い人ぶって同情を誘ったり……あれ、これ意外と使えそうじゃないですか?

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