GIRLS

月本えりのHELLO,IT’S ME / #04 REAL OR VIRTUAL

最近のSNS、よく見かける過剰すぎる加工(ちょっと韻を踏めた風w)。でも「実際それってどうなの!?」って思うことも多いですよね。今回は「加工しすぎってダメじゃない!?」というコラムを書くつもりだったのですが、実際にやってみたら着せ替え人形で遊んでいるような感覚でとてもハマってしまいました(笑)

下の写真は「YouCamメイク」というアプリを使用して、顔を最大限に小さくし、肌を “ナイスアンドスムース” にしてメリハリをつけて鼻筋を通してみました! いつもこんなにスッキリした顔だったらな……、なんて思うんだけど、あまり完璧にしすぎたら人に会うのが怖くなってしまいそうですよね。だってこの写真をSNSで見た人と実際にはじめて会ったら「あなた誰!?」ってなっちゃうような気がしませんか!? なんというか、過剰な加工写真を発信するというのは、SNSのなかで二次元の別人として自分を存在させるイメージなのかな、って思うんです。とはいえ、やっぱりコンプレックスって誰にでもあるものだし、スライドやタップひとつでそれを消し去ってくれるアプリは、もしかしたら救世主なのかな、とも思っています。

でもさ、アナ雪じゃないけど本当は “ありのままの自分の魅力” をポストできるのが一番ですよね! だってアプリで簡単に理想に近づいたら、「化粧してないからアプリでいっか」とか「太っちゃったけど細くすればいっか」って自分への努力を怠りそうで……。わー、そんなのダメダメ!!

こんなSNS時代だからこそ、自分の本当の姿と向き合うことが絶対に必要なんです。だって、もしかしたら自分のチャーミングなところもアプリで消し去ってしまっているかもしれないから……。そんなの絶対にもったいないですよね。

あと、どうしても言いたいことがあって、今年の夏に頑張ってトレーニングしたお尻……。まさかの大きく加工できることが判明しました(泣笑)

ほら。なーんだ! 簡単にキム・カーダシアンになれたんじゃんって思いました(笑)

ただ、私は自分への努力は怠りたくないな、って改めて感じています。プラットフォームに頼りすぎず自分磨きや自分の素敵さを見つけることってすごく大切ですよね。楽しんでやれるうちがイチバン! 機械相手にストイックになるなんてナンセンスですからねー。

月本えり Profile

ファッションディレクター 。10代の頃からティーン誌をはじめ、女性誌などのモデルを経て、現在はフリーランスのファッションディレクターとして多数のアパレルブランドのPRやデザインなどに関わり活躍している。DJとしても人気が高く、独自の世界観のファッションで幅広い層の女性から支持され続けている。自身のファッションやライフスタイルなどはインスタグラム(@eritsukimoto)にて発信中。

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