デザイナーが機能的プロダクトを作る理由 山本海人 SON OF THE CHEESE デザイナー

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07/11 22:53 UP DATE NEWS

デザイナーが機能的プロダクトを作る理由 山本海人 SON OF THE CHEESE デザイナー

new outdoor season wear function

服の作り手たちは、日々膨大な量の服や素材に触れている。それを咀嚼して、彼らは自分らしいスタイルを作り出すのだ。そんな深い知識を持った洒落者たちは、街で機能服とどう付き合っていくのか。そこから、彼らのクールネスの秘密が見えてきた。
photo:Tetsuo Kashiwada text:Rui Konno

「アイデアのほとんどは遊びから出てくるんです」

その名が示す通り、海人さんは何かと海辺に縁がある。かつて渡米する前には逗子の海の家で住み込みで働いていたり、昨年出かけた社員旅行は太平洋に浮かぶ新島だったりする。そして、この春夏のコレクションも、そんな旅から着想を得たものなのだそう。「基本、アイデアのほとんどは遊びから出てくることが多いんです。そのとき感じたストレスとか、こういうものがあったらな、っていう思いつきがヒントになるから」。ここで紹介してくれた「newneu」とのコラボバッグにも、やっぱりそんな経験が生きている。12インチのアナログ盤がかなりの枚数収納できるレコードバッグだが、内側には保冷バッグを備えていて、350mlの缶が24本も入るつくり。フロントのポケット部分は面ファスナーで着脱が可能で、外すと小さなポーチとして単体使いもできるという仕組みだ。「できれば手ぶらがいいので、荷物を持たなきゃいけないときには、街でも海でも使えるものが欲しかったんです」と海人さんは話す。他にも今シーズンはクロップド丈のスイムパンツや撥水性のラップスカートなど、水辺と街の両方で着られるアイテムが多いのも、レイヴが盛んで海や音楽が身近な新島という場所からの影響を覗かせる。海人さん自身の経験が生きた「SON OF THE CHEESE」。東京で暮らしながら、夏場になると海へと頻繁に繰り出す彼の知恵は、その双方の距離を確かに縮めてくれた。「少し前には、ストリップに行ったときに浮かないように、落ち着いた色の服をたくさん作りました」と笑う海人さん。その自由な姿勢は、きっとまた新たな快適さや機能性を生むのだろう。

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天蓋の下もポケットになっていたり、ボトムにはブランケットを固定できたりと、実用性を追求した1品。ショルダーストラップの長さが固定されていて、常にベストな位置で背負える。3万9000円(SON OF THE CHEESE ☎03・6427・1986)

山本海人 SON OF THE CHEESE デザイナー
遊び心の効いたアパレルを展開する一方で、絶品サンドウィッチが味わえる「BUY ME STAND」を手掛ける。現在はバルセロナを拠点とする画家、セルジオ・モーラとのコラボアイテムが入荷を間近に控えている。

※本ページは『warp MAGAZINE JAPAN』2017年7号に掲載された情報を再編集したものです。

 

http://www.warpweb.jp/feature/feature.html