ラリーの来日で感じたこと

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09/27 08:50 UP DATE

Shiollieバランスよく生きたいです。24歳です。

先日ラリー・クラークが、おそらく生きてるうちに最後であろう来日を果たして(これってめっちゃ失礼?でもみんな言ってる)、東京中の“キッズ”がキラキラした目で原宿の小さなギャラリーに集まった日の話をします。

NYで『LARRY CALRK 100』の開催を知った時、まさか日本にも回ってくるなんて思ってなかった。だから来日のニュースが飛び込んできた時は嬉しくて、すぐに友達にシェアしたの。わたしはずるい人間だからこういう時は独り占めしたくなるタイプなんだけど、本当に嬉しいとみんなで共有したくなるんだね。そしたら誰もが同じ反応をして、“絶対に行く!”って。わたしも含め多くの人が、もうきっと来ることはないだろうなと思ってたから、今回の来日は本当に驚いたよ。

幸いオープン前日に行くことが出来たから初日の混雑に比べたら本当にゆっくりしてたんだけど、それでもそこにはたくさんの人が集まってて、その光景を思い出すとなぜだか涙が出そうになる(笑)会いたかったラリーに会えた喜びよりも、そこに集まった子供も大人も含めた“キッズ”たちの目がキラッキラ輝いてたことが忘れられないの。色んな思い出と憧れと、たくさんの想いが溢れ返ってて、みんな同じ目してた。

初めて会うラリーはとても気さくで、写真をお願いしたら、もちろんって肩に手を回してくれた(アザス!)。もし自分がもっとまともに写ってたらインスタに載せてみんなに自慢したりしたかったんだけど、当日の朝まで飲んでたから驚くほどブサイクで、あまり見せられたもんじゃない(笑)まあそれくらいが自分らしいなって思うし、そういう自分嫌いじゃないけどね(笑)

彼は思ったよりもずっとおしゃべりで、1つ聞いたら2つ3つ返してくれる人だった。直接お話出来たのはたかが2分くらいだけだったけど、もっとずっと長く感じたな。図々しくてちゃっかり者の私はもちろん“Rainy days hotline for adult skaters”のステッカーを渡したんだけど、そしたらこりゃいい!って笑ってくれて。でも自分は膝のケガのせいでもう滑れなくなったんだって話をしてくれてた。唯一出来るスポーツがテニスで、しかもダブルスだけしかやっちゃいけないって医者に言われてるっていう話も。いやダブルスならいいってどういうことだよ……(笑)

それから今パソコンにはSupremeのステッカーが一枚貼ってあるだけなんだけど、二枚目にはこれを貼るよって言ってくれた。もちろん私を喜ばせるために言ってくれたことだってわかってる。ていうかそんなことちっとも願ってもないから、ズボンのポケットの中に入れっぱなしでくちゃくちゃになって、洗濯機に掛けられて、次に履く時にポケットの中からボロボロになったステッカーが出てきて、あれ……って思い出してくれたら嬉しいね。

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ラリーはスケートカルチャーと結びついてるけど、実際わたしはスケートするわけじゃないし、逆にスケーターでもラリーのことを別に好きじゃない人って普通にいると思うんだ。じゃあどうして私は彼のファンなのかって言ったら超簡単で、子供の頃の気持ちを思い出させてくれるからなの。子供っていっても思春期の子供ね。まだ知らないことが多くて毎日が発見だったこととか、友達とくらだないこと話してた時間とか、ちょと背伸びしたあの気分とか、今じゃどうでもいいような葛藤とか悩みとか、特別なワクワク感が蘇ってくる。80年代生まれでも90年代生まれでも、00年代でもその時期って誰にもあったから、きっとみんなが共感する。時を経て、世代を超えてみんなに愛される理由はきっとそこにあるんじゃないかな。

わたしは写真に詳しくないから、構図がどうこうとか、色味がどうこうとか、そんなことは正直分からない。だから作り込まれた写真よりも、ラリーの撮る写真みたいなどうってことない日常の光景の方が好き。もちろん背景は日本じゃないし、被写体も手足の長い外国人だよ。それでも彼の写真の中に、自分の過去を見るの。40歳になっても彼の写真が好きだなって思える自信があるよ。

それにしても、今回わたしのいる媒体にも依頼が来てたのに、インタビューできなかったことをすごく悔やんでる。もちろんわたしは下っ端だから出来ないんだけど、もうこんな機会は二度とないんだろうなと思うと能力不足の自分がイヤになる。こんな悔しい思いもうしたくないから、自分の好きな人をちゃんとインタビュー出来るようになろうって強く思ったよ。頑張ろう。ということで、ブスな自分も愛そうと思うので載せますわ。ありがとう、ラリー。また会えますように。

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いやいやブスにも程があるじゃんーーーーー(笑)

http://www.warpweb.jp/feature/feature.html