メロディアスなラップが流行る理由とは!?

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09/10 02:02 UP DATE

HIROKI TATSUMI新しいだけではないリスナーの為の本当に良い曲やアーティスト紹介しているJapanese HipHop情報サイトDoubleFlyer(http://doubleflyer.net/)を運営 広告代理店クリエイティブディレクター

 

第2回目の投稿になります。

ここではメロディアスなラップに関して書いていきたいと思います。

よくメロディアスラップとバイリンガルラップは混同されがちですが、違います。

バイリンガルラップといえば、海外に元々住んでいたりハーフやクウォーターで育ったラッパーが英語と日本語を織り交ぜてラップを歌うというような感じで捉えられてますが

メロディアスラップはフロウ(ラップの歌い方)を重視するラップのことを意味します。
日本語ばかりだけれども何か歌い方に特徴がある。日本語を英語に近いようなイントネーションで表現するなどです。

今回は、そのメロディアスなラップが多く流行っている理由に注目します。

 

ー昨今ですが、Japanese HipHopの中でもフロウを重視するラッパーと、メッセージを重視するラッパーが分かれてきたように考えられます。

 

両方重視するラッパーは多く存在しますが、中でもフロウを重視するラッパーの活躍が目立ちます。
なぜこのような傾向になってきているのかというと、そこにはグローバル化や国内マーケットの縮小が影響しています。

日本語でラップを歌うが、海外のラッパーや視聴者には理解できないがフロウで魅せることができれば、メッセージが伝わらなくでも音楽としては成立するのです。

 

ーJapanese HipHopの国内マーケットは非常にニッチです。

 

音楽自体のマーケットも縮小し、Japanese HipHopのジャンルなどは非常に小さくなってきております。

ただ、昨今ではyoutubeや、soundcloudなど曲をアップすればすぐに世界につながるサービスが多くあります。
ラッパーたちが世界のマーケットを意識するのも無理はないでしょう。

日本で売れなくとも海外で認知されれば良いのです。

■注目すべきメロディアスなラッパー

メジャーなラッパーの一員まで上りつめたSALU,AKLO 次世代のアーティスト ISH-ONE,EGO,Kojoe,Y’s
圧倒的な存在感を示すSEEDA,SIMON,L-VOKAL,BIG JOE,LIBRO,鎮座DOPENESS,Richee(今回はここでは触れません。)

今回取り上げないラッパーでメロディアスなラッパーは多数存在しますが
昨今メロディアスなJapanese HipHopを盛り上げているラッパーを何人か紹介致します。

SALU ー
プロデューサーBachlogicにJapanese HipHopの歴史が変わるとまで言わしめたSALU

salu

 

見た目からは想像つかないくらいのエネルギーを持ったラッパー。

シンガポールでラーメン屋を一時していたという変わった経歴をもつ

オシャレさがあり、中毒性もある。
聴けば聴くほど良さがでてくるラッパーの一人である。

AKLO ー
まるで英語のように日本語を表現し、フロウの作り方は一級品のAKLO
SALUとはうって変わって、男っぽい見た目ではある。
メキシコ系でアメリカ滞在歴も長いラッパーで、日本のHipHopシーンの先を見通す感性にすぐれている。

 

aklo

 

ISH-ONE ー

18才で単身NYへ渡米。現地のサイファー、liveで頭角を表し、
2003年、FUGEESのワイクリフがホストを務めるラジオ”power105″に生出演。
日本人としては初NYのradioでフリースタイルを披露し絶賛される。

ish-one

 

英語と日本語を織り交ぜた、流れるようなフロウが特徴。
日本語でも英語のように聞こえるというのはISH-ONEがJapanese HipHopの中でも
代表的なラッパーであると思われる。
次世代のラッパーという書き方はしているが、今後必ずメジャーまでのぼりつめていくラッパーの一人である。

EGO ー
メロディアスで中毒性の高いラッパーの代表格
本人も世界を見て活動したいといっているように、グローバルな視点でラップを続けるラッパーの一人である。

EGO

 

言葉のフロウだけで中毒性を作り出せるアーティストである。

Kojoe ー

日本で生まれて、NY育ちのバイリンガル・ラッパー。
日本人としての文化的背景と、NY生活におけるブラック・コミュニティでの経験、両方の視点から描かれる歌詞と、
英語のような滑らかなフロウを特徴とする。

KOJOE

 

1999年から2009年までNYで活動してきて帰国したラッパー。
英語のような日本語のラップを得意としている。

 

Y’s ー

U’Sを感じさせる注目のラッパーである。
ファッション性にも優れ、代官山にショップも構えており、
まさに日本のストリートから登場したニューラッパーである。

声とフロウを聴いただけで、Y’sとわかるくらい特徴が存在する。
最近のBachlogicがプロデュースしたRun wayでは未来性を感じさせた。

色々なメロディアスラッパーが存在します。

彼らはグローバル化デジタル化の現代を象徴するように、言葉だけではなくフロウで

魅せていくことができるラッパーなのです。

今後も時代の変化によって、ラッパーの歌い方も変化していくと思われます。

 

http://www.warpweb.jp/feature/feature.html